毒親育ちのブログ

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子どもをいじめる母親の心理

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母からはよくいじめられましたが、母本人は子どもをいじめている意識がありませんでしたね。

むしろ、かわいがっていると思っていたようです。

同じような母親も多いと思うので、(私が理解しているところの)母の心理を解説したいと思います。

母の頭がおかしいというのは大前提としても、母を観察した結果、母なりに(自分勝手な)理由があっていじめていたのだと考えています。

欲求不満を解消したい

まず、欲求不満というのがあげられると思います。

母は、父と夫婦生活がうまくいっていないようでした。

父が浮気していたというわけではありませんでしたが、母はそういう行いに興味がないようなのです。

これは生まれつきなのか、精神疾患が原因なのかはわかりません。

どちらにしても、ストレスを解消する代償行為として、子どもをいじめていた部分はあると思います。

子どもに精神的に依存している

子どもに精神的に依存していて、子どもに親の役割を求めているという部分もあると思います。

精神依存しているあまり、子どもが自分の思い通りにならないと、まるで自分の愛情が裏切られたように感じてしまうんですね。

自分の言うことを聞いてくれない=自分を愛してくれないというふうに受け止めて、発狂する。

そして「自分の思いを受け止めてほしい」という気持ちから、まるで子どものように子どもに対して暴力をふるう。

子どもが泣けば、自分の思い(痛み)を受け止めてくれたと思ってスッキリし、ますます子どもに依存するようになる。

このサイクルが癖になるようです。

 

こうなる理由はおそらく、母と母の親との間で、親密な関係を築けていないからだと思います。

母は、私の父とも親密な関係は築けていませんでした。

母にとって父は、共同生活をする人という感覚だと思います。

だから、母は基本的な愛情や信頼、安心感といったものを持ち合わせていないのです。

これが、子どもの頃に親と愛情を通わせて信頼関係を築いていたら、もしくは夫婦間でそういう関係を築けていたら、子どもに過度に依存することはないと思います。

自分が精神的に満ち足りていたら、欠乏を感じることはないので、子どもの愛情に依存することもないと思うんですよね。

母は誰とも信頼関係を築けず、愛情を通わせ合えないので、親やパートナーの役割を子どもに求めていたのでしょう。

だから、子どもに対して「自分を見て!」「自分を愛して!」という感覚しか持てないんですよね。

母からは愛情を与えられたというよりは、奪われたという感覚しかありません。

小学生が好きな子をいじめる感覚

母は私の成績から脚の形まで、からかえるところは何でもからかって、私が嫌がるのを見て喜んでいました。

ありとあらゆることをからかわれましたね。

私が何かに失敗すると、ニヤニヤ笑いながら、うれしそうに失敗を指摘する。

私が泣くまでからかい続けることもありました。

小学生が好きな子をいじめるように、わざと子どもが嫌がることを言って、子どもの反応を見ておもしろがるのです。

 

非常に悪趣味ですが、本人は子どもをいじめている自覚はありません。

たとえば、ペットにわざとちょっかいを出して、ペットが嫌がる反応を見ておもしろがる飼い主っているじゃないですか?

YouTubeでも、たまに飼い猫にうざがらみして、引っかかれて喜んでいる飼い主がいます。

そのような感覚で、子どもに対してちょっかいを出しているんでしょうね。

自分だけのものでいてほしい

母は私をおとしめるような発言が多かったです。

「この子は馬鹿だから」「この子は~だから」と私をさげすむような発言を、他人にも父に対しても言っていました。

また子どもの頃、私がそうとは知らずに汚い言葉を使うと、母はそれを私に注意するのではなく父に満足げに言いつけるのでした。

そもそも、私は小学生になる前は母からほぼ無視されていたので、家庭内を飛び交うどの言葉を使っていいかすら知りませんでした。

なので、母が家庭内で言っていた悪口を私が口にしたとき、私には何の悪意もなくそれが悪口だとも知らなかったのですが、母は私に悪意があると決めつけました。

私に注意すればいいだけの話だと思うのですが、私にはろくに注意もせず(無言で叩かれるときはありましたが)、わざわざ父に言いつけに行くのです。

まるで、父に私を嫌わせようとしているようでした。

 

母は声がでかいので、せまい家の中では、父に言いつける声が丸聞こえでした。

「お父さん、この子こんなことを言った!」

「この子、~だって!どう思う?~だって!」

などと言っているのですが、私は母の声から満足げな様子や意地の悪さを敏感に感じ取ってしまい、本当に嫌な気持ちになったものでした。

母はいつも私のことを、邪悪で意地が悪い子のように決めつけるので、私は母がなぜそんなふうに決めつけるのか不思議でした。

私にそういう意図がなくても、そう決めつけて父に言いつけるんですよね。

父に私を嫌わせれば自分が私を独占できると、母は無意識下で思っていたのかもしれません。

また、母は私のことを何もできない子だと思っているふしがあり、そう思っていることを隠そうともしませんでした。

おそらく、母は自分にずっと依存し続けてほしかったのだと思います。

だから、私のことを無能だと思い込みたかったのでしょうし、私を周囲から孤立させるような行動をとっていたのでしょう。

精神的に幼い

親が子どもをいじめる心理にはいろいろありますが、結局は親が精神的に幼いからということに尽きると思います。

精神的に大人であれば、どのような事情があっても、子どもをいじめるような言動は控えます。

結局、子どもをいじめる親は、自制心がなく幼稚なんですよね。

本人には、自分が子どもをいじめているという自覚がないので、救いようがありません。