児童相談所の相談員を追い返す母親
私が子どもの頃、家に児童相談所の相談員が何度かやってきていました。
母は相談員が来ると、絶対に私に声を出さないよう命令して「子どもはもう寝ているので」と嘘をついて相談員を追い返していました。
私と面会させて、自分たちの虐待がバレるのを恐れたのでしょう。絶対に私に会わせないようにしていました。
母の行動は、今から考えると犯罪ですね。
相談員は何度かやって来ましたが、その度に母が嘘をついて追い返すので、そのうち来なくなりました。
母の行動はいまだに許せません。
明らかにまともに子育てができていない状態なのに、なぜ児童相談所の相談員を追い返すのか?
相談員が来るぐらい家庭での自分がひどい状態であることにも、母は気付いていなかったんだと思いますが。
母の、子どもを何がなんでも手元に置いておきたいというエゴは、子ども可愛さではなく自分可愛さにすぎません。
少しでも子どものことを思う気持ちがあるなら、自分が育てられないなら児童相談所に預けるしかないでしょう。
自分が手元に置いても虐待とネグレクトを繰り返すだけなら、子どもが幸せになれるわけがないですよね?
母は、そんな当たり前のことでさえ理解できないのです。
母にとっては「自分がほしいから手元に置く」という、それだけなのでしょう。
しかも、嘘をついてまで子どもを相談員に面会させずに手元に置いておくのは、子どもを愛しているからでさえない。
母は、単純に子どもに依存していただけにすぎません。
タバコやアルコールに依存する人がいるように、母は子どもに依存していたのです。
自分が子育てすると、子どもにとって不幸になるのではないか?ということは考えたこともないし、子どもの幸福は事実どうでもいい。
母は思考が浅く、こういうことを理解する能力すらないので、自分がどれだけ醜い行為をしているかということにも気付いていなかったでしょう。
自分が子どもをどんな目に合わせようが、子どもを手元に置いておきたいという、ただそれだけだったのです。
そこまでして手元に置くのは、子どものことを大切に思っているからと思うじゃないですか?
それが、そういうわけではないのです。
母はあくまでも自分の満ち足りない感情の解消手段として、子どもをそばに置きたかっただけで、あくまで自分>子どもなんですよね。
だから、自分の感情のままに、子どもを平気で叩いたり無視したりする。
感情のコントロールすらできずに子どもを虐待するような人間が、よく子どもを生もうと思ったなと呆れますね。
妊娠中や産んでから精神疾患を発症したとかならわかりますが、母は産む前から自分がどういう状態かわかっていたはずです。
それなのに、何も考えずに産んで平然と虐待し、子どもが幸せになれるかもしれない道でさえ閉ざす。まさしくエゴの塊ですね。