毒親育ちのブログ

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人の幸福度は親に似るという事実

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心理学の論文で読んだことがありますが、人の幸福度は親に似るそうです。

だから、親が幸せを感じて生きていたら子どもも幸せを感じやすくなり、親が自分は不幸だと思っていたら子どもも不幸になりやすいそうです。

これは遺伝ではなく、おそらく育てられ方など、環境要因が影響しているからだと思います。

これはめっちゃ心当たりがありますね。

たとえば、私の母親は自分のことを不幸だと思っているようでしたが、私自身も幸福度に関しては決して高いとは言えません。

こういうことが起こる理由としては、親は自分が不幸だと、子どもを不幸な目に合わせても平気というか、気付かないからだと思います。

虐待の連鎖というのも、結局は不幸の連鎖ですし。

自分がされて嫌だったことや、自分の人生の質を低下させたことを、普通に子どもにやる。

それは、おそらく不幸な自分を「普通」の基準にしているので、自分がされたことと同じことを子どもにするのが普通だと思っているのでしょう。

別に虐待のことだけではなく、不幸な親は、すべての面において子どもに不幸を連鎖させてしまうんでしょうね。

毒親と物理的に離れると幸福度は改善するのか?

これは個人差があると思いますが、私はそれほど大きくは改善していませんね。

こちらの記事でも書きましたが、子どもの頃に感じなかった感情は大人になっても感じにくい傾向があります↓


なので、子どもの頃に幸せをほとんど感じない環境で暮らしていた場合、人並みに幸せを感じられるようになるにはトレーニングが必要です。

幸せについて思うこと

私ほど幸せについて考えた人間はいないような気がします。

それで出た結論は、幸せは何か(地位や名誉、パートナー)を得ることではなく、自分の一瞬ごとの感情にかかっているということです。

ま、当たり前のことかもしれませんが、以前はこのことにさえ気付いていませんでした。

 

以前ものすごく優しくて、まるで親のような(毒親ではなく、愛情深い親のような)愛情をくれる人と付き合っていたんですが、たしかに一時的にはものすごく幸せを感じるんですよね。

でも、それって外から与えられた幸せであって、自分の根本的な問題は解決していないわけです。

だから、最初はたしかに幸せだったんですが、だんだんと自分のもとの感情レベルに戻っていきました。

だから、結婚してもおそらく同じなんだろうなと思います。

まずは自分1人でも幸せを感じられるようにならなければ、誰といても結局は幸せになれない気がします。

 

たとえば、ねこぢる氏という女性の漫画家は、仕事も成功し、自分の良き理解者である夫がいたのにも関わらず自殺してしまいました。

好きな仕事で成功して愛するパートナーがいて、一見すごく幸せに見えますが、内面では幸せを感じられなかったのでしょう。

結局、幸せになるためには、仕事やパートナーという外の要因よりも、自分が一瞬ごとにどういう感情でいるかが大切です。

24時間、一瞬ごとに幸せだなと感じていれば、その日は幸せな1日になり、幸せな1日を7日間継続させることができれば幸せな1週間になります。

幸せな一瞬を死ぬまで感じ続けることができれば、幸せな人生を送ることができます。

なので、幸せになりたいならまずは1人でも一瞬ごとに幸せを感じられるように訓練することが大切だと思います。