毒親育ちのブログ

毒親に関するネタやエピソード、考察のブログです

子どもの自傷行為に気付かない親たち~子どもはSOSを出しています!

毒親ブログのためにヤフー知恵袋でネタ探しをしていたら、「子どもがリストカットをしていました。どうしたらいいでしょうか?」という質問を見つけました。

しかも、同じような質問が何件もあるんですよ。

子どもをリストカットするほど追い詰めておいて、それに気付かない親が多いんだなと思って悲しくなりましたね。 

子どもは絶対にSOSを出していますからね。

それを、親が気付いていないというより、気付こうとする努力さえしていなかったんですよ。

そのSOSに目をつぶり続けたから、結局リストカットするほど子どもを追い詰めてしまったんでしょ。

知恵袋で質問している親は、まだリストカットに気付いている分だけマシですけどね。

本当に気付かない親は、子どものリストカットにさえ一生気付かないものです。

こういう親は、子どもを追い詰めて自殺に追い込んでも、自分が加害者であるという意識がなく、どこまでいっても被害者意識を持っています。

なぜリストカットをするのか?

なぜ子どもがリストカットをするのかというと、大きく分けて2つのタイプがあると思います。

1つは自分の苦しみをわかってほしいから。

自分の苦しみをわかってほしいという理由でリストカットをする子は、リストカットをしたら自分から親や周囲に見せることがあるので、まだ発覚しやすいと思います。

 

もう1つは精神的な痛みを和らげる、もしくは忘れるためにやるタイプ。

肉体を傷つけると痛いので、一時的に精神的な痛みを忘れられます。

それほど精神的に病んで、傷ついているんですね。

私はこのタイプだったので、傷跡は誰にも見られたくなかったです。

リストカットは、傷跡が残るので後で絶対に後悔します。

 子どもはSOSを出している

自分の経験からも、いきなりリストカットをするということは、まずありえません。

誰も、自分の身体を傷つけたくなんてないからです。

リストカットをするまでに、必ずなんらかのSOSは出しています。

私の場合、SOSは保育園の頃から出していました。

当時から指先に膿がたまるほど爪を噛んだり、保育園に行きたくないために母親のこぐ自転車から飛び降りてケガしたりしていましたね。

それは、おそらく愛着障害や、情緒不安定から来るものだったと思います。

でも、私の親はそれをSOSだとは思わず、ただのわがままと思っていました。

なので、保育園に行くのを嫌がると、私の身体が吹っ飛ぶほどの力でビンタされましたし、指先に膿がたまっても病院へ連れていかれるだけで、根本的な問題の解決はしなかったです。

親はすべてを私の性格の問題にすり替えて「しつけ」という名目で叩くことしかしませんでしたね。

 

小学生の頃も、私は親にSOSを出し続けていました。

私の場合は、学校へ行きたくないと言ってSOSを出していましたが、言っても殴られて脅されるだけでした。

不登校は、ただのわがままではなくSOSなんです。

いじめにあっていたり、発達障害があり集団生活になじめなかったり、家庭環境の影響で社会生活に適応できないほど精神的に疲れていたりする場合もあります。

普段まじめな子がいきなり不登校になるのは、ただのサボりではありません。

それを子どものわがままだと決めつけて無理やり学校へ行かせても、子どもを精神的に追い詰めるだけです。

勉強は家でもできるので、必ずしも学校へ行かなければ落ちこぼれるということもありません。

 子どものSOSに気付かない親たち

このように、子どもがSOSを出していても、気付かない親は五万といると思います。

こういう親は、もし子どもが自殺しても「子どもが何も言ってくれなかった」と子どもに責任転嫁するのでしょうね。

私の母親も「この子が何も言わないから」というのが口癖でした。

はっきり言って、子どもが言わないのが問題なのではなく、言っても気付かない親が問題なのです。

子どもはSOSを出しているのに、それをただの反抗としか見なさない親が問題なわけでしょう。

こういう親にいくらSOSを出しても、反抗と見なされて殴られるだけなんです。

だから子どもは何も言わなくなるのです。 

子どもの反抗と決めつけないで

2011年に、いじめ自殺で亡くなった大津市の中学生がいましたが、その子も亡くなる前に、家出したことがあったそうです。

でも、親は家出から帰ってきた子どもを叩いただけでした。

これは二審で親の過失が認められ、元同級生らへの損害賠償額が大幅に減額されることとなりました。

子どもは必死にSOSを出していたのに、なぜSOSを無視して叩くのか?

別にこの親だけの問題ではなく、世間には子どもを殴ったら解決すると思っている親が多いです。

どれだけ子どもがSOSを出していても、それを子どもの反抗やわがままとしか捉えていないのでしょう。

だから、子どもが追い詰められて自傷行為に走ったり、自殺したりしてしまうのです。

子どものSOSを、反抗やわがままと決めつける前に、親は立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか?