毒親育ちのブログ

毒親に関するネタやエピソード、考察のブログです

なぜ病気なのに無理をして普通の生活を手に入れようとするのか?

私の母は統合失調症なんですが、不思議でたまらないことがあります。

それは、なぜ無理をして普通の生活(結婚や出産、仕事)を手に入れようとするのかということです。

結婚は症状が落ち着いているなら可能ですし、精神疾患でも結婚して幸せになっている人はいます。

なので、精神障がい者の方の結婚自体に反対しているわけではありません。

でも、情緒不安定で毎日のようにキレている状態であれば、結婚しても相手を不幸にするだけですよね。

せめて、精神的に落ち着いてから結婚すればいいのに、なぜ相手に迷惑をかけるとわかっている状態で結婚するのか理解不能

 

また、なぜ子どもの面倒すら見られないのに出産するのか?

たとえば、母が両親と同居していたり、もしくは父が家でできる仕事をしているのだったらまだわかりますよ?

でも、子どもの面倒を見る人間が誰1人いないのに、よくも無責任に子供を生んだなと感心しますね。

結婚生活を送る能力がない

母の問題点は、結婚生活を送る能力がないのに結婚したということです。

掃除はほとんどしなかったので、家の中はゴキブリだらけでしたし、料理もあまりしませんでした。

生まれたときからゴミ屋敷のような家で育ってきたので、幼いころはそれが異常だということにも気づきませんでしたね。

 

しかも、毎日よくわからないことでキレて、ヒステリーを起こしていました。

正当な理由もなくキレるので、いつ何時キレられるのかわかりませんでしたね。

父とケンカばかりしていて、しょっちゅう離婚する離婚するとわめいていました。

はっきり言って、迷惑以外の何物でもない。

おそらく、結婚するまでは性格や病気の症状を隠していたんでしょうけど。

母に関しては、相手を不幸にする前提で結婚したようなものです。

子育てをする能力がない

子育てをする能力もないのに子どもを産んだということも、意味がわかりませんね。

母は善悪のルールというよりも、自分の機嫌しだいで平気で小さい子どもを怒鳴ったり殴ったりしていました。

話しかけただけで怒鳴られることもあったので、本当に意味がわかりませんでした。

感情の起伏が激しいので、急にキレて殴られることも多かったですね。

全体的に物事の認識が異常で、虐待をしつけだと思っているので、本人には罪悪感もないですし、むしろ自分はいい親だと思っています。

子どもを産んだら子どもを不幸にするということに、自分で気づかないのが不思議なんですよね。

仕事をする能力がない

母には仕事をする能力がなく、家にまで仕事の問題で電話がかかってきていました。

発症する前に公務員をしており、発症後に復職したらしいのですが、クレームだらけだったようです。

これは病気で認知機能が衰えたせいでもあると思いますが、仕事ができるような状態ではなかったからです。

家での様子を見ていても、何でもすぐに忘れていましたし、人の話を理解できませんし、簡単な流れ作業以外の仕事は無理があったと思います。

おそらく、職場も母をクビにしたかったと思いますが、公務員って刑事事件でも起こさないかぎりクビにならないんですよ。

なので、みんなに迷惑をかけつつ働いていたという感じらしいです。

おそらく中小企業では、とっくの昔にクビになっていたんじゃないでしょうか。

 

別に母が働かなくても、父の給料と母の障害年金だけで生活できたはずですが、なぜか復職したんですよね。

返ってそのために症状が悪化して、家族に当たり散らす毎日でした。

子どもの立場からすると、多少貧乏でも虐待をしない親のほうが何十倍もましです。

母には、物事の優先順位がまるでわかっていない。

自分の状況を見ても、仕事は不可能だとわかりそうなもんですけどね。

自分の状態を理解していない

そもそも、母は自分の状態を理解していないんですよね。

理解する能力すら失っているみたい。

健常者であれば、おそらく自分の状態を自分で把握できると思うのですが、母にはそういう能力がないのです。

立って呼吸している=健常者と同じと思っているようです。

だから健常者と同じように結婚・出産したり、仕事をしようとしたりするのでしょう。

周囲の人間に迷惑をかけまくってまで普通の生活を手に入れて、自分は「病気が寛解した」と思って満足しているかもしれませんが、はっきり言って周りは迷惑していました。

 

せめて人並みの能力があるのなら、出産や仕事も自由ですが、普通の人間と同じことができない・する気もないのに子育てや仕事ができるわけがない。

極端な話、幼稚園児は仮に子供を生んだとしても育てられませんし、幼すぎるので仕事をするどころではありませんよね。

そもそも、幼稚園児は子供や仕事など他者のために生活している場合ではなく、自分のために生きる必要があります。

母もそれと同じで、子供を持ったり仕事をしたりなど、誰かのために何かをするレベルではないのです。

まずは、自分の情緒を安定させ、病気を寛解させるのが先決です。

そこのところを、まったく理解していない。

周囲に迷惑をかけている自覚もない

一番腹が立つのが、周囲に迷惑をかけている自覚がないということです。

どれだけ仕事で問題を起こしても公務員はクビにならないですし、しかも給料は健常者と同じだけもらえるので、母にとってはラッキーですけど。

家族に対しても、迷惑をかけている意識は皆無で、むしろ自分が働いて食わせてやっているというような態度でした。

すべて母の自己満足

今から思うと、結婚も出産も仕事も、すべて母の自己満足にすぎませんでしたね。

母と関わった人間は、誰1人幸せになっていない。

母本人でさえ、少しも幸せそうではありませんでした。

自己満足はしたでしょうけど幸せそうではなかったし、今も幸せではないと思います。

それなのに、関わる人すべてを不幸にしてまで、普通の生活を手に入れようとする執念は何なんでしょうね?

 

もし母が少しでも自分の能力を顧みていたら、もっと違う人生を送っていたと思います。

結婚や出産は100%していなかったでしょうし、仕事も同じ仕事に復職するのではなく、障害者枠で別の仕事をしていたでしょう。

結局、母の自己満足は、周囲の人たちの犠牲の上に成り立っているものなんですよね。

人に迷惑をかけないと普通の生活を送れないのなら、もっと他の自分に合った生活を選んだほうがいいと思います。

「普通の生活」に固執する必要はないと思いますね。