意味不明な強制参加の家族イベント
毒父は、よく休日に(強制的に)車でどこかへ連れていってくれました。
だいたいは、大型スーパーへ買い物がてらドライブするとか、そんな程度でしたけど。
でも、ぶっちゃけ毒家族と出かけても楽しくもなんともないんですよね。
普段から仲のよい家族なら、どこへ出かけても楽しいんでしょうけど、毒家族と出かけても苦痛なだけ。
会話もはずまないし、車の中は針のむしろみたい。
なので、小学校高学年ごろからは、父親に声をかけられても家族イベントには参加しなくなりました。
参加しないとキレられる
父親は、私が参加しないのが気に入らなかったようです。
私をわがまま呼ばわりし「家族で出かけるというのに、1人だけ自分勝手なマネをしやがって」とキレてきました。
いや、そもそも一緒に行動を共にしたくないだけです。
なぜわからないんでしょうか?毒親の頭の悪さは世も末ですね。
しかも、参加したくないと正直に言ったら、わがまま呼ばわりされるってどういうこと?
休日に何をしようが子供の自由だと思うんですが、なぜ外出を強制したがるのか当時は理解不能でした。
留守番ができない年齢ならともかく、小学校高学年って留守番ができる歳ですからね。
すべてにおいて自由を与えられず、日常レベルで言動をコントロールしようとしてきて怖かったです。
仲良しごっこをしたがる毒親
なぜ普段から仲がいいわけでもないのに、休日の仲良しごっこに付き合ってくれると本気で思っているんでしょう?
こういうところの考え方が、毒親と普通の親とは根本的に異なっていますね。
普段から嫌われるようなことばかりしておいて、休日に外出を断られたらキレるって意味不明すぎませんか?
毒親は「こういうことをしたら相手はこう思うだろう」という予測すらできないようです。
たとえばAさんを殴ったとして、殴られたAさんが「うれしい♪」なんて思うはずがありません。
ましてや休日に一緒に出かけるなんて、誘っても断られるに決まっています。
こんな子供でも理解できるようなことが、毒親は本気でわからないようなんですよね。
だから、外出を断られても自分に問題があると思わず、子供に問題があると思うのです。
自己イメージを保ちたい毒親
私が思うに、父親は理想の自己イメージを保ちたかったのだと思います。
結局、いつも子供に暴力ばかり振るっていて、自分が最低な人間だということに薄々気付いていたんじゃないですか?
だからこそ、自分がただのDV加害者だということを認めたくなくて、仲良しごっこばかりしようとしていたのだと思います。
自分の姿に目をつぶっていたくて、いい父親を演じようとしていたのでしょう。
仲良しごっこをするよりも、まずDVをやめろっていう話ですが。
自分がいい父親の役割を演じるためには、子供が家族イベントに参加する必要があります。
子供が参加しないと、父親の役割を演じられませんからね。
しかも、父にとっては被害者である私が参加することに意味があるのです。
子供にとっての「いい父親」を演じることによって、自分がDV加害者かつ最低な父親であることを忘れられますから。
また、父親は趣味でボランティア活動をすることもありました。
一方では子供を虐待しておいて、一方ではボランティア活動って(笑)
父は本物の偽善者だと思いますね。
おそらく、父親はボランティアも家族イベントと同じように、自己イメージを保ちたいからやっていただけだと思います。
ボランティアをすれば、毒親でも多少はいいことをしている気分になれるんじゃないでしょうか?
どんなにセルフイメージを保とうとしても、自分の犯した犯罪行為からは逃れられないと思いますけどね。