毒親育ちのブログ

毒親に関するネタやエピソード、考察のブログです

カウンセラーから聞いた何をしても楽しくないときの対処法

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私は以前カウンセリングに通っていたのですが、そのときカウンセラーから聞いたことが衝撃的だったので、ブログに残しておきたいと思います。

私はうつでもないのに、なぜか常に怒りや悲しさに支配されていて、それ以外の感情を感じにくかったんですね。

好きなことをしても心から楽しめなかったですし、一時的に楽しいと思っても長続きしないというか、すぐにデフォルトの怒りや悲しみの状態に戻っていました。

心の初期状態が、怒りと悲しさにセットされていると言えばわかりやすいでしょうか。

子供の頃に感じなかった感情は感じにくい

なぜこれほど怒りや悲しみの感情しか感じられないんだろう?と長年疑問に思っていたのですが、カウンセラーのひと言で謎が解けました。

これは心理学でも立証されているらしいのですが、子供の頃にあまり感じなかった感情は大人になっても感じにくいのです。

つまり、子供の頃に怒りと悲しみしか感じられない環境にいたなら、大人になってからも怒りと悲しみ以外の感情は感じにくくなるらしいのです。

 

これは完全に納得できますね。たしかに子供の頃は怒りや憎しみ、悲しさが感情の大半をしめていました。

子供の頃に楽しいと思うことがまったくなかったわけではありませんが、それでも家庭環境や親の仕打ちに対して、怒りや悲しさを感じることのほうが多かったんですよね。

だから大人になっても幸せや楽しさを感じにくかったのでしょう。

感情を回復させるにはどうしたらいいのか?

カウンセラーの話では、少しでも幸せや楽しさを感じられるようなことをしていくのがいいという話でした。

今何をしても楽しくないという人は、毎日少しでも自分の好きなことをしてみる。

文章を書くのが好きな人は毎日ブログを書くとか、ゲームが好きな人は毎日少しでもゲームをするとか何でもいいのです。

私もブログを書いたり(このブログ以外にも以前からブログをやっています)、好きなジャンルの音楽を聞いたりしています。

 

好きなことがない人は、たとえばおいしいものを食べておいしいなと感じたり、花や絵画を見てきれいだなと感じたりすることでもいいそうです。

そういうことの積み重ねで、少しずつ感情が回復していくと聞きました。

大切なのは感じること

大切なのは、何かをすることではなく感じることだそうです。

楽しさを求めるために何かをするのはいいのですが、無理やり何かをしても、自分が楽しくないと思っていれば意味がありません。

なので、何かをすること自体に意識を向けるのではなく、何かをして自分が楽しいとか幸せとか少しでも感じるように、自分の内側に意識を向けることが大切らしいです。

 

注意点として、楽しさを求めるために、無理やりいろんなところへ出かけようとするのは無意味です。

これは私も一時期やってしまっていましたが、自分の好きなことをするのがいいと聞くと、どこかへ行ったり何かをしたりしようとしてしまうんですよね。

楽しいとも思えないのに、感情を回復させるために無理やり出かけたり、無理やり習い事を始めたりしても疲れるだけです。

自分の気持ちがのらないのであれば、どこへ出かけても楽しめないし、楽しさも感じられません。

まったく意味がありませんし、時間のお金の無駄になるだけなので、本当に今やりたいことを自分の心に聞いてみるといいと思います。

 

疲れているときは、無理に出かけたり何かをする代わりに、気分が上がるささやかなものを見つけてみるのもいいですね。

たとえば香りのいい入浴剤を使ってみるとか、アロマを焚いてみるとか、小さなことでいいので少しでも心が浮き立つことをやってみるといいと思います。

感情はすぐには回復しない

そうは言っても、感情はすぐには回復しないですね。

私もなるべく自分の好きなことをするようには心がけていますが、やはり子供の頃から染みついた感情は強力です。

最近は少しずつ回復してきましたが、それでも楽しさや幸せを感じる能力は、まだ普通の人の1/3以下だと思います。

なので、焦らずに継続してやっていくしかないのかなと思っています。

毒親と同居している人こそ自分の感情に気をつけて

毒親と同居している人もいると思いますが、あまり悲惨な環境に長くいすぎると、親と離れてからも感情がなかなか回復しません。

いつかは毒親と物理的に離れられますが、離れたからといってすぐに感情は回復しないです。

感情がやられてしまうと本当に生きづらくなりますし、人生で楽しいことが何もなくなるので、感情だけは守ったほうがいいと思いますね。

なので、どうしても毒親と同居せざるを得ない環境にいる人は、とくに自分の感情に気をつけて生活することを心がけてみてくださいね。