毒親育ちが自己肯定感を高めるには?私が実践した方法
毒親育ちって自己肯定感が低い人が多いですよね。
幼いころから親から人間として尊重されなかったために、自然と自己肯定感が低くなるのだと思います。
自己肯定感の低さは、毒親から植え付けられた一種の洗脳なので、洗脳を解くには相当のことをしないといけません。
具体的には、毒親とは逆の洗脳を自分で行っていくしかないと思います。
毒親に植え付けられた自己肯定感の低さを改善するために、私が実践したことをご紹介します。
自己嫌悪を自己肯定に変える
まずは、少しでも自己嫌悪しそうになったら、それを自己肯定に変えていきます。
たとえばダイエット中にスイーツの誘惑に負けて食べてしまったら、多少なりとも自己嫌悪に陥ってしまいますよね。
「あ~自分はなんて意志が弱いんだろう」と自分を責める人もいるんじゃないでしょうか?
そんなネガティブな思考が沸き上がった瞬間に自己肯定します。
「スイーツの誘惑に負けてしまうなんて、私ってかわいいな」
「ちょっとくらい肉付きがいいほうがかわいいよね」
くらいに思うようにして、罪悪感にとらわれないようにしましょう。
もし禁煙に失敗したら「こんなにタバコがやめられないなんて、意志の弱い自分もかわいいな」とかいうふうに考える。
罪悪感や自己嫌悪に陥りそうになったら、すぐに自分を肯定してプラスの洗脳をしていきます。
とにかく何でも肯定する
休みの日に寝すぎたり、洗濯物がたまっていたり、どんなことでも構わないのですがとにかく肯定します。
「こんなに眠れるなんて、よっぽど今週は頑張ったんだな自分」
「こんなに洗濯物ためるなんて自分すごいな」
スイーツを食べておいしいと感じたら「こんなことで幸せを感じられるなんて、感性が豊かだな」とか、何でもいいので自己肯定し続けます。
否定を肯定に変える例
とにかく何に対しても、どんな小さなことに対しても自己肯定し続けます。
自分に対して少しでもネガティブなことを思いそうになったときにも、自己肯定していきます。
たとえば、
・不登校 ⇒ 「社畜養成所で洗脳されなかった自分はラッキーだな」
・彼氏いない ⇒ 「メイクや服に気合入れなくていいから楽」
・彼女いない ⇒ 「金かからない」
・独身 ⇒ 「楽。休日は1日中ゲームできるぜ」
・料理が苦手 ⇒ 「こんなにまずいご飯が作れる自分はむしろすごいな」
・片付けが苦手 ⇒ 「こんなに散らかせる自分もすごいな」
・優柔不断 ⇒「こんなに迷ってる自分もかわいいな」
・ネガティブ ⇒「こんなことで落ち込めるなんてかわいいな」
・ぽっちゃりしている ⇒「肉付きがよくてセクシー」
・しんどい ⇒ 「こんなに頑張って自分偉いな」
・眠い ⇒ 「眠いのに頑張ってる自分はすばらしいな」
などなど。
口に出して自己肯定するとイタい奴と思われますが、内心では何を思っても大丈夫です(笑)
プラスの洗脳を習慣づける
とにかく自己洗脳を習慣づけて、日常的に自己肯定していきます。
むしろ、これくらい自分を洗脳していかないと、長年の毒親の洗脳で培われた自己肯定感の低さは回復しないような気がします。
生まれてからずっと毒親に自分が無価値だと洗脳されてきたわけですから、解くのもそれほど簡単ではないんですよね。
なので、しつこく何度でも自分にプラスの洗脳をし続ける必要があります。
コツは、本心からそう思うことです。
「自分すごいな(棒)」じゃなくて「自分すごいな!」と本心から思う。
本心で馬鹿らしいと思っていては意味がないので、なるべく感情をこめてやることがポイントです。
これを続けていくと、自分はすばらしい人間なんだなと自然に思えてくるようになります。
自分がすばらしいことに理由を探さない
自分がすばらしいことに理由を探してはいけません。
せっかく自己洗脳を続けていても「でも職歴が微妙だし」「給料も少ないし」と、自分がすばらしくない理由を探して自己嫌悪に陥っていては意味がありませんからね。
「自分はすばらしい(……でも)」じゃなくて「自分はすばらしい(終了)」です。
別に無条件ですばらしくて良くないですか?
わざわざ理由を探そうとするから自己嫌悪に陥ってしまうんですよね。なので理由は無視します。
たとえば、毒親は無条件で「自分は正義」と思っていますよね。
あの思い込みの激しさだけは、いい意味でマネできる部分だと思います。
自分の感情は否定しない
思考は変えても、心の底に根付いている強い感情は否定しないで受け止めるようにします。
たとえば、毒親育ちだと、どうしても親に対しての憎しみや怒りが沸いてきますよね。
ただ、世間的には親に対して感謝の気持ちを持つべきとか、親孝行するべきとかいう価値観が一般的です。
なので、親への怒りや憎しみを感じている自分に対して、自分がダメなのかな?とか、もう許してあげるべきなのかな?と考える人もいると思うんですよね。
しかし、世間的にはこうだからという理由で怒りや憎しみを抑え込んでも、根本的な怒りや憎しみが消えるわけではありません。
心の底からの強い感情(愛や憎しみ、怒り)は、思考を変えるだけでは変えられないんですよね。
いくら抑えつけても、いつまでも心の中で燃えさかっています。
また、自分が本心から感じていることを一般論でダメと抑え込むことは、本当の自分まで否定していることになります。
「本当の自分=ダメ」という図式を、無意識のうちに心に植えつけていることになるので、自己肯定感が回復しないんですよね。
なので、毒親が憎いなら憎いままでいいと思います。
無理に変えよう抑えようとせずに「こんな猛毒親に耐えて、本当に自分は頑張ったな」と、そのまま受け入れてあげたほうがいいです。
まとめ
毒親の後遺症にはいろんな種類がありますが、その1つが自己肯定感の低さではないでしょうか?
私も自己肯定感の低さには苦しめられましたね。
そもそも、以前は自分が自己肯定感が低かったことさえ気づきませんでした。恐るべし毒親の洗脳。
ただ、自己肯定感の低さは、自分でプラスの洗脳をし続けることによって確実に改善されていきます。
私も自信のなさや、他者の価値観で生きていた部分がだいぶ改善されました。
まだまだ対処しないといけない毒親の後遺症が山積みなので、これですべて解決したわけではありませんけどね。
自己肯定感を高めることは、解毒のうちでも比較的やりやすい部類に入るので、解毒の方法を探している人は、まずはこれからやってみることをおすすめします!