毒親育ちのブログ

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毒親育ちが自分を大切にすることが難しい理由と対処法

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毒親育ちって自分を大切にするのが難しくないですか?

私も、自分を大切にするとはどういうことなのか、最初は全然わかりませんでしたね。

この記事では、毒親育ちが自分を大切にすることが難しい理由を考察し、自分なりの対処法をまとめました。

毒親育ちは理不尽な我慢をするのが当たり前になっている

毒親育ちが自分を大切にするのが難しい一番の理由は、これだと思います。

幼いころから理不尽な我慢ばかりさせられていて、しかも反抗することを許されない環境で育ってきたので、我慢に慣れているのです。

そのため、他人から理不尽なことを言われたりされたりしても、仕方がないと受け入れてしまう傾向があります。

また、多少のストレスや肉体的なしんどさにも、つい我慢してしまいます。

休むべきときに休まずに我慢しすぎる傾向があるので、突然限界が来て倒れてしまったり、うつになったりしてしまうのです。

 

私も以前、生理痛と貧血を我慢しすぎて倒れてしまったことがあります。

室内で倒れたからまだよかったものの、外で倒れていたら最悪の場合、交通事故にあうこともあるのでけっこう危険だと思います。

別にそこまで我慢しなくてもいいのにと思うかもしれませんが、我慢しないとすぐに暴言を吐かれたり殴られたりする家庭生活を送ってきたので、我慢しないことに対して一種の恐怖感があるんですよね。

とくに私の場合、どれだけ精神的・肉体的にしんどくても、学校を休むと暴言と暴力の嵐でしたから、自分の体調が原因で休むという当たり前のことにさえ恐怖を植え付けられていました。

だから、動けるような体調ではなくても、我慢して無理やりいつも通りに生活してしまうのです。

痛みや不快感にも慣れている

毒親育ちは我慢することに慣れているだけでなく、痛みや不快感そのものにも慣れている傾向があります。

たとえば幼いころから虐待を受けていると、痛みを感じる神経が鈍くなり、痛みを感じにくくなることがあるそうです。

そのため、本当は精神的・肉体的にも限界だったとしても、限界ということに気づかずつい頑張りすぎてしまい、手遅れになることがあるのです。

 

過労や仕事が原因のうつで自殺する人って、毒親育ちの人も多いのではないでしょうか?

というのは、普通の人間であれば、そこまで追い詰められる前に仕事をやめるからです。

常識的に考えて、自分のことを人間として扱ってくれない会社に勤め続ける意味はありません。

しかし、我慢し続けるのに慣れていたり、我慢しないといけないという強迫観念を持っていたりする人は、なかなかやめられません。

どれだけ会社がブラックでも、自分が我慢すればいいだけの話だと思ってしまい、逃げるタイミングを逃すのです。

少しずつ自分を大切にすることに慣れていく

自分を大切にできていないと気づいても、休むことに対する恐怖や罪悪感を植え付けられている場合、すぐには自分を大切にはできないものです。

なぜなら、休むことに対する恐怖や罪悪感というものは、幼少期のころから繰り返し刷り込まれているものであって、自分の感覚の一種となってしまっているからです。

なので、気づいたからといって、すぐになくすのは難しいと思います。

 

たとえば、ホラー映画を見るときは、それが作り話だとわかっていても怖いですよね?

作り話を怖がるのはおかしいと頭ではわかっていても、やっぱり怖いですよね?

それと同じく、休むことに対して抵抗を感じるのはおかしいと頭ではわかっていても、ネガティブな感覚は消せないんですよ。

ただ、少しずつ自分を大切にしていくことによって、だんだんと休むことに対する抵抗感やネガティブな気持ちはなくなっていきます。

まずは自分をいたわることから始める

熱があるときは無理せず休むのは当たり前のことですが、この当たり前のことすらできない人は少なくありません。

別に有給を使って休める場合でも、なぜか休むことに対して罪悪感を覚えるのです。

たとえ休んだとしても、1日中気持ちが落ち着かないものです。

こういうときに、しっかり休むという当たり前のことから始めるといいと思います。

休み慣れていない人は、最初はこれすら難しいものです。

 

また、栄養を考えて食事をとったり、好きな入浴剤を入れて入浴タイムをゆっくり楽しんだりなど、小さなことから少しずつ自分をいたわっていくといいと思います。

常に自分の感覚に意識を向けて、自分がいい気分になるものを選び続けていくことが大切です。

言葉にすると簡単に聞こえますが、これが毒親育ちにとっては最初は本当に難しいんです。

私も今はだいぶ自分を大切にできるようになったとは思いますが、数年前まではどれだけしんどくてもなかなか休むことができませんでした。

自分の心に耳を傾ける

あとは自分の好きなものを食べたり、やりたいことをしたり、自分の心の声に耳を傾けて要望を満たしていくことが大切です。

好きなものを食べるのは簡単なことのように聞こえますが、これがけっこう難しいんですよね。

本当は唐揚げが食べたいと思っていても、きのうの残りのカレーを食べないといけないなど、好きなものを食べていない人のほうが多いと思います。

また、面倒だからという理由で、同じお店でランチし続けるという人も少なくないでしょう。

 

本当に好きで同じものを食べ続けたり、好きで同じお店に通い続けたりするのはいいんですが、惰性で食べているのなら他のものを食べたほうがいいと思いますね。

人が一生のうちに食べられる量にはかぎりがあるので、一食でも惰性で食べるのはもったいなくないですか?

どうせなら、自分に毎食好きなものを食べさせてあげたいじゃないですか?

お金をかけるという意味ではなく、お金をかけなくても自炊で安くおいしいものを作ることは可能です。

 

自分を大切にするために、私はまず必要なときに休むことと、好きなものを食べるということから取り組みました。

毎日自炊するのは難しいので、冷凍保存を活用して常に食べたいものを食べるように心がけています。

食べたいものがとくにないときはこだわりなく食べていますが、食べたいものがあるときは自炊したり食べに行ったりして、できるだけ自分の要望を満たすようにしています。

あとは、自己肯定感を高めると、自然と自分を大切にしようという意識になれるのでおすすめです↓