母の知的障がいについて
最近YouTubeで統合失調症の人たちの動画を見ていると、明らかに母とは違うんですよね。
母と比べてよっぽどうまく話せていますし、話す内容も筋が通っていて、はっきり言って健常者にしか見えません。
こちらは、「ゆうちゃん日記」というチャンネルのゆうちゃんです。
すでに寛解しているようで、まったく統合失調症だとはわかりませんよね。
説明もわかりやすく、認知機能にも障がいが残っていないのでしょう。
そして、こちらは「シバックス統合失調症TV」のシバックスさんです。
ちょっと話し方が聞き取りにくい部分はありますが、内容に関してはわかりやすく説明されています。
母には、この2人のように何かをわかりやすく説明するということはできないですね。
母は自分の視点でしか物事を見られないので、物事を客観的に第三者に説明することができないのです。
それに、ひとつのテーマでまとまりのあるプレゼンテーションをすることができません。
おそらく、母には何をどうしゃべっていいかもわからないでしょう。日常会話もかみ合わないくらいですから。
この2人は自分で動画をとって編集・投稿していて、これも母には絶対にできないことです。
こういう人たちの動画を見ると、やはり母とは脳の働きが根本的に違うなと思いますし、母には知的障がいがあるということを実感します。
知的障がいといっても、生まれつきのものではなく、統合失調症の再発をくり返した後遺症のようなものですね。
認知機能全般(注意力・観察力・記憶力・言語能力など)に障がいが残り、結果として知的障がいと同じようになったということです。
ちなみに、母が統合失調症を発症したのは大学卒業後なので、大学の時点では知的障がいではなかったということになります。
統合失調症といっても、症状の残り方は本当に人それぞれですね。
この2人のように後遺症が残らず、健常者にしか見えない人もいれば、母のように軽度知的障がいのようになってしまう人もいます。
母のようにならないためには、やはり初回に発症したときにどれだけしっかり休養するかが大切だと思います。
母の場合は、ろくに休養もせずに(措置入院はしましたが、退院後わりとすぐに復職したらしい)復職したということと、復職してすぐに結婚して環境が変わってしまったことが再発を繰り返した原因だと考えられます。
復職するにしても、パートタイムで働くなど、無理をしないことを心がけていれば再発も防げたのではないでしょうか。