毒親育ちのブログ

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統合失調症患者と普通の人の思い込みの違い

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統合失調症の症状の1つに、妄想があります。

統合失調症患者は、妄想によって思い込みを事実のように感じてしまうことがあるのですが、これは普通の人にも程度の差はあれ、多少は生じることだと思います。

たとえば夫の帰りが遅いとき、もしその夫が以前に浮気歴があるのであれば、普通の人でも「もしやまた浮気してるんじゃ」となると思います。

実際には、仕事が忙しくて帰宅が遅くなっているだけだったとしても、以前にそういう経験があれば、また浮気しているのかもと思い込むのは仕方のないことです。

そして不安になったり、帰宅した夫を責めたりしてしまう人もいるのではないでしょうか?

ところが統合失調症患者の場合は、そういった脈略をまったく無視して思い込んでしまうんですよね。

たとえば、AさんとBさんが何か話しているのを見て、自分が悪口を言われているんじゃないかと思い込んでしまうというのも、その一例だと思います。

もし、AさんとBさんが患者本人と普段から仲が悪いのであれば、この思い込みはまだ理解できます。

しかし、Aさん・Bさんと患者がそれぞれ良好な関係でもそう思い込んでしまうのであれば、それは妄想だと言わざるをえません。

脈絡がない

このように、統合失調症の思い込みには脈絡がまったくないんですよね。

普通の人は少なくともこれまでの人間関係や、以前の相手の行動込みで思い込むのに対し、統合失調症患者の場合はそういった脈絡がありません。

そこには、なんの論理的思考もなく、本人も理由を聞かれても子どものような説明しかできません。

本人は、自分の思い込みには正当な理由があると思っていて、自分が怒るのは当然だと思っているのでよけいタチが悪いです。

これを病気の症状だとわかっていれば、本人にも説明のつかない思い込み(妄想)も受け入れられるんでしょうけど、病気をクローズしている相手からこういう思い込みで責められたり、暴力を振るわれたりしたら殺意がわきますね。

母の場合

統合失調症の母も、このような意味のわからない思い込み(妄想)を発動することがありました。

しかも、母は病気を家族に隠していましたからね。

病気の症状だとわかっていたらまだしも、こちらからすると母がなぜ怒っているのか、なぜわたしが叩かれるのか、まったく理解できませんでした。

なので、母に対しては子どもの頃から憎しみしかありませんでしたね。

タイムマシーンがあったら、確実に母を殺しにいくと思います(笑)