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統合失調症でも仕事はできるのか?再発リスクに注意

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最近は統合失調症を患っていても、薬を服用しながら働いている人が少なくありません。

最近は良い薬も出てきているようなので、薬で症状を抑えながら仕事をしている人もいるでしょう。

もちろん、体調が良くて仕事も全然苦にならないのであれば働いて問題ないと思いますが、無理をして働くのは絶対にやめたほうがいいです。

最近はわりと薬で症状を抑えられるので、つい無理して働いてしまう人がいるんですよね。

私の母は薬を服用しつつ働いていたのですが、おそらくそのために悪化したんじゃないかと思っています。

仕事をしたほうが良い例

仕事をするかしないかは個人の症状や体調、経済力を目安にしましょう。

 ・仕事をしたほうがストレス解消になる

・仕事が好き

・仕事をしても疲れない

障害年金をもらえない

・実家を頼れない

・働かないと生活できない

基本的には、仕事をしても体調に問題がない場合や、仕事をしたほうがストレス解消になる場合にのみ働くことをおすすめします。

障害年金を打ち切られたときや、実家を頼れないときに働くのは仕方ありませんが、少しでも具合の悪い状態で働いてしまうと症状が悪化することがあります。

また、できればパートタイムや、マイペースで自分の好きな時間にできる仕事(フリーランスなど)のほうがストレスなく継続できるでしょう。

仕事をしないほうが良い例

次に仕事をしないほうが良い例をご紹介します。

障害年金をもらっている

・専業主婦 or 専業主夫をさせてもらえる

・実家で休養できる

など、障害年金をもらっていたり、旦那や実家に頼れる場合は無理やり働かないほうがいいと思います。

とくに障害年金をもらっている場合、フルタイムで働いてしまうと障害が軽くなったと判断され、受給資格が無くなることがあるのでご注意ください。

最近はとくに障害年金が打ち切られやすくなっているという話を聞きます。

また、十分休養しないまま働き始めて再発することも考えられるので、可能な限り休むことを心がけたほうがいいでしょう。

よっぽど体調が良く仕事が好きなら別ですが、ちょっとやそっとでは働かないほうがいいです。

働くのは「障害年金が打ち切りになり、パートナーや実家も頼れずどうしようもない」となったときでいいんじゃないでしょうか?

経済的に何とか節約してやっていける状態であれば、あえて再発するリスクを取る意味がありません。

仕事をする注意点

次に仕事をする注意点をご紹介します。

基本的には無理をしないこと、仕事をすることによって家族に迷惑をかけないことが大切です。

ストレスにならない仕事を選ぶ

統合失調症は再発リスクがある病気です。

いったん寛解したように見えても、ストレスフルな生活を送っていると再発することがあります。

なので、仕事内容や人間関係がストレスにならない仕事を選ぶことは必須です。

具合が悪くなるなら仕事をやめる

仕事のストレスで具合が悪くなるようであれば、仕事をやめることも考えたほうがいいです。

ストレスがひどいと再発や悪化のリスクも高まりますし、再発や悪化を繰り返してしまうと、認知機能に障害が残ることがあるからです。

統合失調症を一度発症しただけなら、後遺症もなく寛解することも多いようですが、何度も発症を繰り返すとそれだけ後遺症が残るリスクが高まります。

私の母も認知障害がひどくて悲惨ですね。

認知機能に障害が残った場合、認知機能を回復させるリハビリなどを受けないと、なかなか回復は難しいようです。

なので、仕事で体調がおかしくなったら、ダメージが浅いうちにやめることを考えましょう。

家族のために働いているつもりでも実際は?

また、自分は家族のために働いているつもりでも、実際はそうでないこともあります。

たとえば、家族に当たり散らしたり、暴力を振るったりなど、仕事のストレスの反動が家庭に出ることがあります。

とくに統合失調症の症状の1つとして、急に興奮状態になることがあるので、疲れているときにキレやすくなる人もいます。 

個人的には、働かなくてもいいから怒鳴らない、キレない、暴力を振るわないを徹底してくれるほうがありがたいです。

どんな仕事が向いている?

統合失調症の人に向いているのは、工場などでの簡単な流れ作業です。

流れ作業なら頭を使わないでもできるので、ストレスや問題になりにくいです。

統合失調症の症状として、考えるのがしんどくなったり思考力が低下したりすることがあるので、考えないでもできる仕事が一番楽でしょう。

また、フリーランスなどマイペースでできる作業も、疲れにくくておすすめですね。

もし統合失調症になる前にしていた仕事があれば、復職を考えると思いますが、能力的な意味で同じ仕事ができるかどうかが問題です。

完全に寛解している状態なら問題ありませんが、薬で症状を抑えている状態では以前と同じパフォーマンスをするのは難しいかもしれません。

後は、フルタイムよりもパートタイムの仕事がおすすめです。

ただでさえ、統合失調症を患うと疲れやすくなりますし、薬の影響で眠くなりやすくなります。

フルタイムで働けないことはないのですが、心身への影響を考えるとパートタイムのほうが安全でしょう。

まとめ

統合失調症の方が仕事をする上で、考えるべき点をご紹介しました。

とにかく言えることは、仕事をすることを当たり前のように考えないほうがいいということです。

再発して認知機能に障害が残ると、かなり悲惨です。

仕事をするのであれば十分に休養してからが基本ですし、最初はパートタイムで様子を見たほうがいいでしょう。