毒親育ちのブログ

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スーザン・フォワードの『毒になる親』~親との対決とは?

スーザン・フォワードは、毒になる親を以下の8パターンに分けて紹介しています。

・神様のような親
・義務を果たさない親
・コントロールばかりする親
アルコール中毒の親
・残酷な言葉で傷つける親
・暴力を振るう親
・性的な行為をする親

そして、最終的にはこれらの毒になる親と正面から向き合い、対決することをすすめています。

対決といっても言い合いをしたり、親に反省させたりすることではありません。

親との関係について見つめ直し自由になるために、過去の苦痛と現在の状況について、冷静に親に話をするということです。

ここでいう対決とは相手をやっつけるという意味ではなく、十分に考えたうえで勇気をもって正面から向き合い、苦痛に満ちた過去と困難な現在についてはっきり話をするということである――『毒になる親』

はっきり言って「対決」しても、親からのまともな反応は得られないです。

わたしはこの本を読む以前に、毒親と対決に近いことをしたことがありますが、毒親はわたしの言っていることを理解しようともしませんでしたから。

毒親は言い訳と事実否認しかしませんでした。しかも、こちらの話をまともに聞こうともしませんでした。

そもそも、子どもの言うことに少しでも耳を傾けたり、自分の行いを反省したりできるような親であれば毒親ではないと思います。

やはり、毒親は子どもに毒親と言われるだけのクオリティがあって毒親と言われているわけなので、やはり……というような反応しか返ってきません。

なので、対決しても毒親が理解してくれるわけではないし、ましてや反省してくれるわけでもありません。

ただ、対決がまったく無意味なものかと言えば、そういうわけではないと思います。

毒親のクズのような対応を目のあたりにしたら、あらためて目がさめるというか、関係を永久に断ち切る決意がかたまりますからね。

わたしも、わたしの言うことを理解しようともしない毒親の反応を見て、これ以上関わり続けても無駄だとあらためて実感できました。

なので、毒親と縁を切ろうと思っている人には、対決をおすすめします。

腹の立つ反応や、あらためて失望させられるような反応が返ってくることは間違いないので、あらためて親との関係を冷静に考えるきっかけにはなると思います。

ただ、毒親と可能なかぎり良好な関係を築きたい・理解し合いたいと思っている人は、対決しても失望するだけだと思いますね。